クレーン付きトラックの荷台載せ替え作業、荷台の切断作業
クレーン付きトラックへ荷台を乗せるには、荷台が60CMほど長いので切断して加工します。トラックの荷台は意外とシンプルにできており、その気になったらご自身でも加工できますので解説します。ぜひご参考にしてください。

まず最初に、荷台の鳥居を取り外します。鳥居はボルトで止まっているだけですのですぐに外すことが出来ます。逆に取り付けるときのご注意として荷台と鳥居は90度の角度、直角になる様に取り付けてください。少し遊びがありますので、押したり引いたりすると角度は変わります。同じ作業を左右で行ってください。

荷台のあおりも切断して短くする為に外してから、バラバラに分解してきれいに並べます。あおりの部品に左右、前後とペンで記入しておきます。間違えて切断しないように配慮します。

荷台を寸法を測って切断します。鳥居がぴったりと接するように左右の長さを測り、荷台の切り口は真っすぐ切断を行います。鳥居をボルトで止める荷台についている倒れ止めの部品は溶接されていますのでサンダーできれいに切断を行います。

上で取り外している部品が、鳥居を取り付けている倒れ止めの部品です、真ん中のあたりに、スポット溶接されているので、内側からサンダーで溶接部を削り取り、部品に傷つけないようにきれいに外してください。また、3.2,5mmの鉄板でつくっても大丈夫です。

今度は外した順番の逆に取り付けていきます。ここまで来たたらあと少しです。直角を気にしながら取り付けてください。

鳥居の倒れ止めの溶接をしっかりと行います。溶接が甘いと荷物を立てかけた時に鳥居が倒れてしまいます。真ん中のあたりはスポット溶接できないので荷台側の鉄骨に8mm程度の穴を4か所開けて裏側から溶接を行うとスポット溶接の様になります。その後で直角になる様に鳥居を取り付けます。

あおりも同様に寸法を測り、荷台の前側を切断しているので、あおりのフレームの前側を切断します。同じようにフレームをばらして、エビ金具で止める前側の部分をサンダーで切断して取り外し、新たに溶接して取り付けます。


あおり左右の前側のエビ金具を止める部分は、仮で点溶接してから開け閉めを行ってテストしてください。ダメなら外して再度やり直しです。エビ金具を開閉して大丈夫なことを確認してから本溶接を行います。
最後に荷台の亀裂などを溶接して修理して終了です。

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