アフリカとの中古車および中古トラックの輸出、自動車貿易についての流れの説明です。
日本で輸送などで使われた使用済みのトラックは貿易でアフリカ、アジア地域など世界へ輸出されます。
ここではアフリカとの貿易について勉強しましょう!
アフリカのトラック貿易の現状は各国でのトラックの需要の高まりと、日本からトラックの輸出の増加が特徴です。
特に中古トラックの需要が高く、日本のディーゼルトラックは古くても製品は品質や耐久性で評価されています。
日本国内のオークションでも電子制御やコンピューターの入っていない30年以上前の古い使用済みトラックでも100万円以上の値が付くことは珍しくありません。

アフリカにおけるトラック貿易の概要
ケニアのモンバサ港は東アフリカにおける中古車流通の拠点です。
中古車は港で荷揚げされ、内陸国へトラックで輸送されます。
日本はケニアにとって最大の中古車輸出国であり、アフリカ向けに軽トラックの輸出も増加しています。
アフリカで人気の車両はトヨタ・ダイナ、日野・レンジャー、いすゞ・エルフなどの中小型トラックです。
ダンプ、冷凍車、コンテナキャリアなどの特殊車両も増加しています。その他にトヨタ・コースター、日産・シビリアンなどの中古バスも人気です。
日本産トラックが人気な理由と特徴について
日本車は右ハンドルであり、アフリカの一部の国で右側通行のため適しています。
日本は車検制度があり、車両が古くても整備が行き届いており、アフリカの環境でも安心して利用できます。また、ランドクルーザーなど耐久性が高く、高温乾燥地帯や未舗装路が多いインフラ不足の地域でも故障しにくいです。
日本の使用済み中古車は安いので低コストであり、新車に比べて安価で、メンテナンスや維持費も抑えられます。
建設業、物流業、農業など多様な用途で利用可能です。日本でも大活躍している軽トラックはアフリカの農村部の交通手段や商業車両としても活用されています。
インフラの未整備のため、道路状況が悪く、トラックの輸送に時間がかかる場合があるのが問題点です。
日本の港のように整備されておらず、港湾の非効率性や通関手続きの煩雑さも問題点です。
コストと時間がが必要です、輸送距離が長く、海上輸送や陸送のコストが高いのが問題点です。
積み替えや国境通過の複雑さから、リードタイムが長期化する傾向があります。
対策として物流コスト最適化のため、コンテナ混載やバルク輸送の活用が有効です。

輸出されるトラックはサイズと形状によって多岐にわたります。アフリカ市場では、耐久性と汎用性の高い日本の中古トラックが特に人気です。
輸出されるトラックの種類、トラックは積載量や車両総重量によって、以下の3つに大きく分類されます。
小型トラックは車両総重量が5トン未満、最大積載量3トン未満の車両です。
都市部での配送や宅配便、食品輸送など軽貨物輸送に利用されます。
小回りが利き、狭い道での走行に適しています。
中型トラックは車両総重量が5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の車両です。
小型トラックより多くの荷物を運べ、中距離輸送や小規模物流に利用されます。
日本のメーカーでは標準積載量4トン以上のものを指すことが多いです。
大型トラックは車両総重量が11トン以上、最大積載量6.5トン以上の車両です。
大量の荷物を一度に長距離輸送するのに適しています。
コンテナや大型部品の輸送など、国内外の物流を支える役割を担っています。

用途に応じてさまざまな形状のトラックがあります。
平ボディは荷台がフラットな汎用性の高いトラックで、幅広い種類の荷物を積載可能で、一般的なトラックです。
フォークリフトやクレーンでの荷役作業が容易です。
バンボディは荷台がアルミ製の箱型をしているトラックで、荷物を雨風から保護します、梱包されて濡れてはいけない荷物の運搬に適しています。
宅配便や引っ越し業者などで多用されます。
ウイングボディはバンボディの両側面が鳥の翼のように開くタイプです。
横からフォーくリフトで平ボディトラックのように荷物の積み降ろしが効率的に行えます。
冷凍・冷蔵車は荷台に冷凍・冷蔵装置が備わり、温度管理が必要な魚や肉など食品や医薬品の輸送に利用されます。
温度設定が可能であり、自動で一定の温度に荷台内を保ちます。最低-25℃(-30℃程度のものも)まで設定可能です。
ダンプトラックは土砂や砂利、産業廃棄物などを運搬し、荷台を傾けて積載物を降ろせます。
建設や土木の業種に多く利用されます。
クレーン付きトラック (ユニック車)は荷台にクレーンが搭載されており、重量物の積み降ろし作業が可能です。
アフリカ市場での人気傾向について
アフリカでは特に、トヨタ・ダイナ、日野・レンジャー、いすゞ・エルフなどの中小型トラックが人気です。また、ダンプ、冷凍車、コンテナキャリアといった特殊車両や、トヨタ・コースター、日産・シビリアンなどの中古バスも需要が高まっています。これは、日本のトラックが品質、耐久性、整備のしやすさなどで高く評価されているためです。

アフリカへトラックを輸出するプロセスは、契約から輸送、決済まで多岐にわたる手続きが必要です。特にアフリカの各国は税制や規制が異なるため、事前の確認が重要になります。当社、トラック123は貿易車両の取り扱いをしていません、手続きが煩雑な事と輸出にかかわるリスクを考慮しての判断となります。
この手続きは輸出入業者にお願いすれば可能ですが、コストが必要となります。
輸出プロセスと手続きのステップについて
①取引相手との交渉
価格、納期、決済条件などを決定します。
国際商業会議所が定める「インコタームズ」も取り決めます。
②売買契約の締結
交渉合意内容に基づき契約書作成します。
信用状の確認します。(決済条件が信用状決済の場合)
輸出者の取引銀行から輸入者へ送られます。
③輸出商品準備
適切な梱包とインボイス作成します。
④船積手配
船会社や航空会社と連絡し、輸送手段を確保します。
フォワーダーに依頼するとスムーズです。
⑤輸出通関手続き
税関への輸出申告を行います。
必要な書類を準備し、通関業者を通して手続きします。
⑥船積み
貨物を船や航空機に積み込みます。
⑦船積書類の作成と送付
船荷証券 (B/L) など、貨物の引き渡し権利を示す書類を作成し、輸入者へ送付します。
⑧代金決済
為替手形などを用いて代金を回収します。この代金の回収が重要です、昔はこの部分で貿易業者の資金未回収による倒産が非常に多くありました。
契約書が英文であると十分に理解が出来なかったり、船が港から出ると銀行に支払われるはずが支払われなかったり、それを回収に行くと船が出て海の上では日本の法律が適用されなかったりという事例がありますので、十分に調査し、理解することが重要です。

必要な書類(トラック輸出の場合)
インボイス(商業送り状): 輸出される品物の明細、価格などを記載されています。
パッキングリスト(梱包明細書): 梱包ごとの内容、数量、重量などを記載されています。
船荷証券 (Bill of Lading: B/L): 船会社が発行する貨物の受領書兼運送契約を証明する書類。貨物の引き渡し権利を示します。
検査証明書: 一部のアフリカ諸国では、船積前検査(Pre-Shipment Inspection: PSI)が必要です。
原産地証明書: 輸入国での関税優遇措置を受ける場合などに必要です。
⚠️ アフリカ輸出における注意点
各国固有の規制: アフリカは54カ国からなり、税制や法規制が国によって異なるため、事前の詳細な確認が不可欠です。ジェトロのウェブサイトで国別の輸入規則や留意点を確認できます。
事前検査: ケニアやウガンダなど、一部の国では貨物の船積前検査が義務付けられています。
輸入困難な国: 中古車の輸入を制度上困難としている国もあるため、確認が必要です。
現地の理解とリスク管理: 政治的リスクや規制の複雑さも存在するため、現地の情報を深く理解し、専門家と連携してリスク管理を行うことが成功の鍵です。


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