ナンバープレートの色や数字って意味がある?!何が違うの?緑ナンバーって?4ナンバーって?違いを知ろう🚚
中古車や新車など車を購入した際、車検新規登録をすると必ずナンバープレートが交付されますよね?
今回はそのナンバープレートのことを少し掘り下げてみようかと思います。
一言でナンバープレートといっても種類がいくつかあり、名称もそれぞれ違います。
①一般的な登録自動車用⇒『自動車登録番号標』
②軽自動車や排気量250ccを超えるバイクなど⇒『車両番号標』
③原動機付自転車⇒『原動機付自転車番号標』
といったように分類されてます。
ナンバープレートをつけていることで、個々の車両を識別ができ、所有者は車庫証明の手続きや各種税金・自賠責保険の支払いが正しく行われていることへの証明にもなります。
また、事故や犯罪が起きた時など迅速な対応にも大変役立ちます。
そのため公道を走る車両には必ず取り付けなければなりません。
弊社では中古トラックを販売してるので、主に扱うナンバープレートは皆さんがよく見かける白色に緑色の文字のいわゆる『白ナンバー』です。
お客様によっては稀に緑色に白文字の通称『緑ナンバー』で新規登録される方もいらっしゃいます。
※軽自動車の場合はではそれぞれ色が違います。

トラックに取り付けられている白ナンバーと緑ナンバーの違いは、自家用車か事業用車かということです。
白ナンバーは公道を走行する一般車両に装着義務があり、たとえば会社所有の車で、移動や自社の道具や製品を運ぶ目的に使うのであれば商用車として扱われ白ナンバーを付けます。
緑ナンバーは事業用普通自動車といい、貨物運送業や旅客といった事業に使用される普通自動車やトラックなどに付けるナンバーで、有償で他人、他社の荷物や商品を運搬する場合や、有償で人の送迎を行う際に緑ナンバーの装着が義務付けられてます。
営業ナンバーとも呼ばれています。
もし白ナンバーのトラックで利益を得る行為をしてしまうと『貨物自動車運送事業法』違反に当たり処罰の対象になります。
なので運賃をもらって人や荷物を運ぶ場合、原則としてこの緑ナンバーが必要なのです。

税金についても白ナンバーと緑ナンバーでは変わってきます。
毎年納税の義務が生じる「自動車税」は、車両積載量に応じて決定されています。
総じていうと、緑ナンバーの方が安く抑えることができるのが特徴です。
税金が安いや社会的な信用度が上がるといったメリットがある一方
一般貨物自動車運送事業(緑ナンバー)の車両は自家用車に比べて走行距離が延びることが多いので、事故のリスクが高いということで、任意保険料が高いといったデメリットや、8トン未満の車両でも3ヶ月毎の整備や29台毎に1名の運行管理者を選任しないといけないといった整備費用や人件費のコストが挙げられます。

ナンバープレートの数字やひらがなにも意味があります。
ここでは分類番号といわれる地域名(ひらがな)の横の3桁の数字についてのお話です。
3桁の番号からなる分類番号は車両のサイズや用途によって決まります。
1桁目が固定で残りの2桁はランダムに決まります。
弊社でよく扱うトラックは主に、100番台からなる1ナンバーや、800番台からなる8ナンバー、後は400番台からなる4ナンバーを取り扱う多いです。
1番よく扱うのは1から始まる1ナンバートラック、これの定義は貨物用途に用いられる普通自動車で登録車名は普通貨物自動車。
次に8から始まるトラックで、定義としては特殊の用途に用いられる普通自動車及び登録車名は小型自動車特殊用途自動車⇒弊社で主に扱っている8ナンバーのトラックは、代表的なのが高所作業車で、パッカー車や散水車、バキュームカーなどです。
そして4ナンバーといわれる4から始まるトラックです。
これは貨物用途に用いられる小型自動車で登録車名は小型貨物自動車です。
では4ナンバーの取得条件ですが、登録条件として全長:4,700mm(4.7m)・全幅:1,700mm(1.7m)・全高:2,000mm(2.0m)以内であることが求められ、ディーゼルエンジン以外は排気量が2,000cc以下であることです。
これらの条件を1つでも上回る貨物車は1ナンバーとして登録することになります。

4ナンバーのメリットとしては、保険料や高速料金が1ナンバーに比べると費用が安いことが挙げられます。
高速の使用頻度が高いトラック、例えば1ナンバーのトラックの高速料金は中型や、大型料金となりますが、4ナンバーのトラックは普通料金となります。
積荷が4ナンバーサイズで間に合う場合は、4ナンバートラックにした方がランニングコストが違ってきますよね。
また自賠責保険については以下のように違いがあります。
1ナンバー (営業用普通貨物車2トン超):24,100円
1ナンバー(営業用普通貨物車2トン以下):17,790円
4ナンバー (営業用小型貨物車) :15,830円
※いずれも営業用12ヶ月の保険料(2023.4時点)
自家用(白ナンバー)ですと以下のようになります。
1ナンバー (自家用普通貨物車2トン超):18,230円
1ナンバー(自家用普通貨物車2トン以下):16,900円
4ナンバー (自家用小型貨物車) :12,850円
※いずれも自家用12ヶ月の保険料(2023.4時点)

税金に関しては、自動車税は最大積載量、重量税は車両重量によって決められますので、4ナンバーだから安いということはありませんが、例えば重量税の場合、4t自家用で16,400円、事業用で10,400円、8t自家用で、32,800円、事業用で20,800円といったような差があります。
※エコカー以外13年未満
4ナンバートラックの方が1ナンバーより車体が小さいので、最大積載量も、車両重量も少ないことの方が多く、結果として自動車税や重量税が1ナンバーに比べると安くなるということになります。
今回はトラックにおけるナンバープレートの自家用(白ナンバー)、事業用(緑ナンバー)の違い、1ナンバー、4ナンバーの違いにピックアップしてみました。
自賠責保険や重量税、高速の料金や毎年支払う自動車税などそれぞれで、サイズが大きい1ナンバーのほうが費用がかかることをご理解いただけたかと思います。
1ナンバー車だと、サイズが大きい分一度に運べる荷物が多く作業効率が良いと考えられますが、より小回りが利く点で4ナンバーは効率的な輸送が可能だともいえます。
また緑ナンバー、白ナンバーについても税金は白ナンバーよりは安いけど、保険や整備の点で費用がかかるなど…。
長期にわたって使用するトラックは、ランニングコストの違いで利益が大きく変わってきますので、それぞれの違いを理解して車両選びをしたいものです。
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