散水車

散水車(ホコリ防止・路面の圧力洗浄)の基礎知識

散水車は水タンク、ポンプ、散水ノズル等を装備しており道路のホコリ防止、路面の圧力洗浄、放水銃を使用する事により消火活動や材料ストックヤードへの放水作業などが行える。

散水車(ホコリ防止・路面の圧力洗浄)の基礎知識

ポンプ圧力は通常2~12kg/cm2程度で選ぶことが出来る。

構造はフロントバンパ下部に2個の洗浄散水ノズルを配し、このノズルは上下左右に向きを調整する事が出来る。またタンク後方下部に重力式の散水弁を左右に設け、運転室より散水弁の開閉を行う事が出来る。

洗浄散水ノズル、重力式散水弁の操作方式は機械式コントロール方式(ワイヤケーブル使用)と電気式コントロール方式(電磁バルブ使用)がある。

散水ポンプの駆動動力は走行用エンジンから取り出しているが、高圧で放水量の大きいポンプを駆動するときは作業用の単独エンジンを搭載する。

散水車の使用例
道路の清掃
道路に植えられている街路樹などの保守
トンネル壁面の清掃
砂塵が発生しやすい場所(工事現場や競馬場など)での砂塵の抑制
凍結防止剤の散布
製鉄所などでの設備の冷却
舗装工事の際のアスファルト冷却
昭和30年代までは都市部の幹線道路も未舗装であり、道路上で砂塵防止のために散水することがあったが、現在は道路舗装率の向上により、道路上で見かける機会はあまり多くなくなっている。

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