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冷蔵冷凍車の基礎知識 

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冷蔵冷凍車について、どのようなトラックなのか、どのような種類があるのか、簡単に紹介します。

 

ネットスーパーでの買い物や食品のお取り寄せをする際に、冷蔵や冷凍で運んでもらえるクール便。肉や魚、野菜などの積荷が傷まないように温度管理しながら運ぶためのトラックが、冷蔵冷凍車です。

冷蔵冷凍車の基礎知識 

冷蔵冷凍車とは、コンテナ内の温度を保ったまま目的地まで運ぶためのトラックです。

マイナス30℃まで設定できるものを低温冷凍車と呼びます。

冷凍食品やアイスクリームなどを運ぶときに使われます。

 

マイナス5℃まで設定できるものを中温冷凍車と呼びます。

野菜などの生鮮食品や生花などを運ぶときに使われます。

冷蔵冷凍車の基礎知識 

コンテナについて

冷蔵冷凍車のコンテナの壁面や扉には断熱材が入っていますので、だいたい5cm~10cm程度の厚みがあります。

ボディカラーは熱を吸収しにくい白色が一般的です。

 

扉を大きく開くと庫内の温度が上がってしまいますので、後部の扉が3枚に分かれているものやスライド式のサイドドアで大きく扉を開かずに荷物を取り出せるようになっているものもあります。

また、扉のすぐ内側にカーテンを付けて冷気が逃げないように工夫しているものもあります。

 

壁や天井は樹脂やカラーアルミが使われることが多いようです。

床材はサビに強いステンレスや霜などで滑りにくい縞アルミなどが使われています。

 

コンテナ内を清潔に保つために掃除は欠かせませんので、水洗いできるように水抜き穴が開いています。

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機械式冷凍装置について

機械式冷凍車は、エンジンの力でコンプレッサーを動かして荷室を冷却します。エンジンでコンプレッサーを直接稼働させて、冷凍機内のコンデンサーに冷気を送り、庫内を冷やす仕組みです。

キャビン内にコントローラーがあり、1℃単位で温度を調節できます。

エンジンを切ると冷凍機が止まるので、庫内温度が上がります。

スタンバイ装置がついている機種は、エンジンを切っていても外部の電源とつないで冷凍機を動かすことができます。

 

庫内の温度が下がるまで少し時間がかかるので、荷物を積み込む前に予冷しておく必要があります。

また、冷凍機は積荷を冷却するものではなく、目的地まで所定の温度を保つように作られています。積荷は所定の温度以下に冷却したものを積み込む必要があります。

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冷凍板式冷凍装置について

冷凍板式冷凍車は、電気を動力として稼働する冷凍装置です。夜間や配送に使用しない時間帯に電力で冷凍機を稼動し、庫内の冷凍板を凍結させます。配送中は凍結された冷凍板からの冷気により庫内の温度を一定温度(冷凍・冷蔵温度帯)に保つ仕組みです。

 

エンジンを切っても冷凍板からの冷気で庫内温度は保たれます。

外気温や荷物の出し入れの頻度により、冷却時間は変わります。

機械式と同様に積荷を冷却するものではなく、目的地まで所定の温度を保つように作られています。積荷は所定の温度以下に冷却したものを積み込む必要があります。

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冷凍車の製造メーカーについて


トプレック株式会社
https://www.toprec.co.jp/products/refrigerator_unit/


日本フルハーフ株式会社
https://www.fruehauf.co.jp/contents/index.html


三菱重工業株式会社
https://www.mhi.com/jp/products/industry/reefer_unit.html

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