ミッション

クラッチが滑る?!クラッチを長持ちさせる運転とは?

以前のブログで、クラッチの仕組みについて書きましたので、今回はクラッチの故障について詳しく解説していきたいと思います。

以前の記事は下記リンクよりご確認いただけます。

マニュアル車(MT車)についているクラッチペダルはどんな役割をしているのか?クラッチの仕組みを解説します!

https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/transmission/20200302-1764/

 

クラッチが滑る?!クラッチを長持ちさせる運転とは?

クラッチの故障といえば、「クラッチが滑る」という言葉をよく耳にすると思いますが、滑るとは一体どのような状態か、クラッチに何が起こっているのでしょうか。

 

クラッチディスクは、クラッチペダルを操作する度に摩擦と圧着が繰り返し行われており、長い間使用し続けるとタイヤやブレーキと同じように、クラッチディスクが摩耗し減っていきます。

摩耗するということは、圧着する力が弱くなり伝達する力も弱くなることで、エンジンの回転力が適切にトランスミッションに行き渡らなくなるのです。

正しく動力が伝達されなくなると、クラッチペダルから完全に足を離してクラッチが繋がっているはずにも関わらず、フライホイールとクラッチディスクの間に回転差が発生します。これが「クラッチが滑る、またはクラッチ滑り」という状態です。

クラッチが滑る?!クラッチを長持ちさせる運転とは?

クラッチが滑ると、アクセルペダルを踏んで加速するときにエンジン回転数だけ上昇して、速度が上がらなくなる、という症状が代表的で、最悪の場合は発進することができずクルマが動かなくなります。

エンジンの回転数は上がっているのに、速度が上がらなかったり、クラッチをつなぐ時に異音が発生する、焦げたような異臭がするなどの症状が現れたら、すぐにディーラーや修理工場で点検してもらいましょう。


 

クラッチが滑る?!クラッチを長持ちさせる運転とは?

クラッチが故障する原因は?

クラッチディスクが摩耗してしまう原因は、半クラッチを必要以上に多用していたり、クラッチペダルから足を完全に離さずに、クラッチをわずかに引きずりながら運転する癖がついていたりすることです。

クラッチの破損の原因は、摩耗の場合とは逆に、半クラッチをほとんど使わず、一気にギアをつないだり、エンジンの回転数が高いままギアをつぐなどの操作によるものが多いようです。普段からクラッチ操作を慎重に行うことで、クラッチの寿命も大きく変わると言えます。

 

クラッチが滑る?!クラッチを長持ちさせる運転とは?

上記の通り、クラッチ板は突然不具合の前兆もなく寿命を迎えることはあまりなく、普段から異音や操作感に気をつけていれば、突然の走行不能などのトラブルは避けられる可能性は高いと言えるでしょう。ただし、クラッチ板は消耗品なので、経年と共に摩耗が進み、寿命が近づくため、定期的な点検が必要です。

 

いすゞエルフのクラッチ交換、ミッション修理

https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/transmission/20200306-1773/

 

マニュアル車(MT車)についているクラッチペダルはどんな役割をしているのか?クラッチの仕組みを解説します!

https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/transmission/20200302-1764/

 

ミッションとクラッチの交換作業1

https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/transmission/20191106-646/

いすゞエルフのクラッチ交換、ミッション修理

オススメ記事

スタッフBLOG一覧へ