塗装と溶接

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

中古トラックを購入し、錆びや腐食が多く困ったという経験がありませんか?

海沿い地域や積雪地域の除雪材による塩害被害で錆や腐食が発生します。

当社はそのような塩害被害が多い地域へ亜鉛塗装を施してから納車をします。

ここでは亜鉛塗料について述べたいと思います。

亜鉛塗料は、亜鉛の犠牲防食作用で鉄の錆を防ぎます。亜鉛が鉄よりも先に腐食することで、鉄が錆びるのを防ぐ仕組みです。
一般的に、亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくいのは、保護皮膜を形成するためです

 

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

上記写真のサイドバンパーのグレーのような色が亜鉛塗料の色になります。市販で塗料が売っていますので、是非、使ってみてください。

亜鉛塗料の特長

高い防錆効果
亜鉛の含有率が高いほど防錆力も高まります。
溶融亜鉛めっきと同等の防錆効果を発揮する製品もあります。

幅広い用途
亜鉛メッキの補修、鉄材の錆止め、古い亜鉛メッキの改修などに使われます。
建築物、産業機械、自動車部品、船舶など、多様な分野で利用されています。

作業性
スプレータイプやハケ塗りタイプがあり、手軽に施工できます。
速乾性の製品は作業効率を高めます。

使用上の注意

下地処理
錆びた鉄に塗る際は、ケレン作業で錆を完全に取り除く必要があります。
錆転換機能のある塗料は、錆の上から直接塗布できる製品もあります。

上塗り
一部の製品は上塗りに対応しており、さらに防錆性が向上します。
上塗りに不向きな種類もあるため、製品の指示を確認しましょう。

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

亜鉛の保護作用

酸素との反応:亜鉛は酸素と反応し、緻密な保護皮膜を生成。
腐食の抑制:この皮膜がさらなる腐食の進行を遅らせる。
犠牲防食作用:亜鉛メッキが傷ついて鉄が露出しても、亜鉛が溶け出して鉄を覆い錆を防ぐ。
亜鉛塗料と通常の塗料の違い

防食性能の違い

通常の塗料:傷がつくとそこから水分や酸素が侵入し、腐食が進行。
亜鉛含有塗料(溶融亜鉛めっきなど):緻密な保護皮膜を形成し、鉄を錆から守る。長期間にわたる高い耐久性をもつ。
相乗効果:亜鉛めっきの上に塗装することで、耐久性がさらに向上する。

塗料の選択

注意点:亜鉛は活性が高い金属のため、塗料選びには注意。
推奨塗料:エポキシ系や塩化ゴム系の塗料が密着性が良い。

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

亜鉛塗料の耐久年数は、使用される環境や塗料の種類によって大きく異なります。

 耐用年数の目安

一般的な塗料
外壁塗装で使われる塗料の耐用年数は、10年〜20年が目安です。

高耐久性の亜鉛塗料
特定製品の場合、屋外暴露試験で20年間錆が発生しなかった実績があります。
国土交通大臣認定仕様のローバル塗装を施した鉄骨造住宅では、75年~90年大規模な改修工事が不要とされています。


特に過酷な環境
塩害地域や湿潤環境では、耐用年数が短くなる傾向があります。
海浜部では、溶融亜鉛めっきで10年〜15年程度で錆が目立つことがあります。
常に海水飛沫を受ける特殊な海岸地帯では、亜鉛めっき鋼材の耐用年数は5年〜10年と推定されます。

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

耐久性を高める要素

亜鉛コーティングの厚さ: 厚いほど腐食に対するバリア性が高まり、耐用年数が長くなります。

下地処理: 錆を完全に取り除くことで防錆効果を最大限に発揮します。

上塗り: 上塗り対応の製品であれば、さらに防錆性が向上します。

コーティングの完全性: 傷やひび割れがない状態を保つことが重要です。


前処理

脱脂洗浄:油分が付着している場合は脱脂する。

ブラスト処理:付着性を高めるためにスイープブラスト処理が推奨される。
白錆対策:白錆は塗料の付着を阻害するため、除去が望ましい。


環境要因

酸性環境:酸性雨や酸性雪により、亜鉛めっきが腐食する可能性がある。

アルカリ性環境:コンクリートなどに接触し、水分が滞留すると腐食が進むことがある。

 

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

塩害について
塩害とは、海沿いの建造物が潮風に含まれる塩分によって劣化する現象です。金属部の錆びつきは、建物の美観を損ねるだけでなく、耐久性にも影響を与えます。海岸から500メートル以内の地域は特に「重塩害地域」と呼ばれ、対策が重要です。

亜鉛塗料が塩害に強い理由
亜鉛塗料が塩害対策に推奨される理由は以下の通りです。

犠牲防食作用
亜鉛は鉄よりも先に腐食する
鉄の腐食を抑制する

高い防錆性能
溶融亜鉛めっきと同等の防食性能
緻密な保護皮膜を形成

施工の利便性
1液タイプで混合不要
プライマーなしで直接塗布可能
溶融亜鉛めっきが剥がれた部分の補修にも使用

亜鉛塗料にてサビ防止、防腐塗装をします。亜鉛塗料が酸素と反応しにくい、または鉄ほど腐食しにくい性質を利用します。

重防食塗装とは、橋梁、鉄塔、高速道路の部材、プラント設備など、雨風、紫外線、塩害、薬品といった過酷な環境にさらされる構造物を長期間保護するための特殊な塗装技術です。単なる美観維持だけでなく、構造物の腐食を防ぎ、耐久性を高め、安全性を確保することを目的としています。


重防食塗装の基本

重防食塗装は、複数の塗料を層状に塗り重ねることで高い防食性能を発揮します。

目的

構造物の腐食防止と長寿命化
構造物の強度維持と安全性確保
メンテナンスコストの削減

防食の原理

バリア効果: 塗膜が腐食性物質の侵入を遮断
犠牲防食: 亜鉛などの金属が先に腐食することで鉄を守る
腐食抑制: 化学的な作用で腐食反応を抑える

標準的な工程

重防食塗装は、以下のような複数の工程を経て施工されます。

素地調整(下地処理):

鋼材に付着した錆やミルスケールを完全に除去
ショットブラストやサンドブラストがよく用いられる

防食下地:

鋼材と直接接する層
亜鉛末を多く含むジンクリッチペイントが使われる
犠牲防食効果で鋼材を保護

下塗り:

防食下地層を水や酸素から守る
腐食性物質の遮断と、防食下地との密着性を確保
エポキシ樹脂がよく使われる

中塗り:

下塗りと上塗りの密着性を高める
塗膜の厚みを確保

上塗り:

最も表面にあり、紫外線による劣化を防ぐ
耐候性、美観、調色性を持つ塗料が使用される
ポリウレタン樹脂やフッ素樹脂塗料が多い

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