トラック荷台修理方法2.横ネタを角パイプで補強しベニヤで床を貼り、床鉄板を溶接します。
床の張替え作業は続きます、横ネタを角パイプを使い補強します、それから上にベニヤ板を貼りつけて床鉄板を溶接します。トラックのねじれを考えながらつくります、シャーシに角パイプを直接溶接してはいけません、トラックを使用しているとねじれでパイプに亀裂が入り外れてしまいます。
荷台の修理 荷台の床を鉄板に張り替えます! 三菱キャンター 平ボディ 中古トラックの補修
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角パイプの取り付け作業が終わりました。溶接漏れがないか、強度的に大丈夫かをよく確認します。その後、シャーシと横ネタを黒色のシャーシブラックで防腐塗装します。
ベニヤを貼って行きます、横ネタが木の場合は木ビスを使用し、角パイプの場合は鉄板ビスを使用します。ビスは10㎝から15㎝間隔で細かく打っていきます、力が1つのビスに集中しないように、力が分散されるように打ちます。
角パイプやフラットバー・アングルを使い、ベニヤの継ぎ目を計算してから、継ぎ目の部分に受けで溶接して取り付けます。
ベニヤ板に鉛筆で印をつけてビスを打つとキレイに打てます、適当に打つとずれてしまいます、打つ前に印をつけることが重要です。
これでビスを打ち終わりました。ここまでできればあと少しです、写真でもわかる様に荷台のベニヤと周りのフレームがまだ一体化していません、床鉄板を貼って一体化させます。
鉄板を貼って一体化させます。これで新車時よりも強くなります。もちろんトラックのねじれにも対応出来ており、角パイプに亀裂がはいり破損することもありません。
床鉄板を溶接していきます、最初はアーク溶接を行い点付けを行います。アーク溶接を行うことにより鉄を深く溶かしてしっかり付けることが出来ます。
アーク溶接での深い点溶接が終わると半自動溶接機で細かいピッチで溶接を行います。これもなるべく力を分散させるためです。一か所にかかる力を分散させて少なくします。
鳥居は荷台下に角パイプを入れるのでなく、荷台上にⅬ曲げした床鉄板を溶接し補強します。
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溶接後、防腐剤を塗装し、床鉄板とフレーム鉄の間にシリコンを防水のために打ちます、最後に白色を塗装して終了です。
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