パッカー車
塵芥車の排出プレート修理 荷箱に溜まったごみを押し出す排出板がサビていたので修理します。
パッカー車の排出プレートの修理を行いました。
排出プレート(板)は、荷箱に溜まったごみを押し出して排出する部分です。裏には油圧のシリンダがついていますので、荷箱いっぱいに詰まったごみを強い力で押し出すことができます。
プレス式のパッカー車はごみを投入する際に、投入部のプレスプレートと排出板でごみを強力に圧縮して詰め込んでいます。
固い木の枝などを投入した際に排出板の一部に負荷がかかってしまったのか、生ごみ等のせいで腐食してしまったのか、排出板にサビ、腐食が見られました。
サビて鉄板が薄くなってしまった部分を切り取り、元の排出板の上から新しく鉄板を溶接して修理します。
排出板に合わせてカットした鉄板を、排出板に合わせて曲げていきます。
鉄板の厚みは2.3mmなので、人の力では曲げることはできません。
排出板と新しい鉄板の下部を併せて仮止め溶接します。
フォークリフトで鉄板を押して曲げていきます。
強く押しすぎると後ろのシリンダが曲がってしまう恐れがあるので、慎重に押していきます。
鉄板が曲がったら、浮いてこないように、数か所ボルトで留めます。
表からキリで穴をあけて、ボルトを差し込み、裏からワッシャーとナットで留めます。
ボルトで固定できたら、鉄板の周囲を溶接します。
すべて溶接できたら、溶接で盛り上がった部分を削って表面を滑らかにします。
色を塗ったら修理完了です。

平成18年式イスズエルフ 2t プレス式塵芥車 4.2M3 フジマイティ LP438 連続スイッチ付き、粗大・標準切替スイッチ付
車両型式:PB-NKR81AN
造園業、緑地管理、街路樹管理、ごみ回収、産廃収集などにお使いいただけます。