エンジン

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

トラックのセルモーター(エンジンスターター)とダイナモ(オルタネーター・発電機)のメンテナンスについて

車に乗り込んで、キーを回した時、エンジンがかからないとパニックになってしまいます。

エンジンがかからない原因とその対策について解説したいと思います。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

トラック123では、中古トラックを仕入れて整備・塗装を施し、再生中古トラックとして販売しています。

仕入れたトラックをいざ動かそうとしたときに、エンジンがかからないことがあります。
トラックのエンジンがかからないとき、一番よくあるのが、バッテリ上がりです。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

バッテリの電圧が弱すぎて、エンジンを始動させるほどの力がない状態がバッテリ上がりです。
新品のバッテリに交換するか、応急処置として、別のトラックのバッテリとつないでエンジンをかけることになります。


エンジンをかけていると、オルタネーター(発電機)が働いてバッテリは充電されます。
バッテリは充電と放電を繰り返しており、トラックの場合、寿命は2~3年と言われています。
バッテリの本体が膨らんでいたり、端子に白い粉がついていたりしていたらバッテリの交換が必要です。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

新品のバッテリをつけていてもETCやドライブレコーダー、セキュリティ装置、搭載されているコンピューター(ECU)の待機電力などで少しずつ消費されています。また、自然放電により、1か月で数%ずつ電圧が下がる性質があります。
しばらく運転する予定がない場合は、バッテリのマイナス端子を外しておくか、キルスイッチ(カットオフターミナル)をつけておくとバッテリ上がりを予防できるでしょう。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

バッテリを交換してもエンジンがかからない場合、スターターモーター(セルモーター)の音を確認します。
キーを回した時、「キュルキュル」音がしていれば、スターターモーターは正常に作動しています。「カチッ」とか「ブーン」と鳴るだけで「キュルキュル」音がしない、「ガガガ」などいつもと違う音がする場合は、スターターモーターが故障している可能性が高いです。


スターターモーターとは、自動車などのエンジンを始動させるための電気モーターです。エンジンは停止している状態から自力で回転を始めることができません。最初の「きっかけ」としてこのモーターがバッテリーの電力を使って、エンジン内部のクランクシャフトを強制的に回転させます。エンジンを回転させるときに「キュルキュル」音がします。

 

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

エンジンがかかる仕組み
①キーを回すことでバッテリーからスターターモーターへ電力が供給されます

②モーターの先にあるピニオンギアが前進しながら回転します

③ピニオンギアとエンジン側のフライホイールのリングギアが噛み合います

④ピニオンギア→リングギア→クランクシャフトと回転し、エンジンが始動します

⑤始動後はピニオンギアが離れ、スターターモーターは停止します

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

エンジンがかかってしまえば、スターターモーターの役目は終わりです。エンジンを始動させるだけなので、寿命は10年から15年ほどと長く、比較的壊れにくいです。

 

経年劣化による内部の部品の摩耗による故障が多いので、突然スターターモーターが動かなくなることは稀で、エンジンがかかりにくかったり普段と違う音がしたりと言った前兆があります。完全に壊れてしまう前に修理工場やディーラーで点検してもらうと良いでしょう。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について

バッテリ上がりでもなく、スターターモーターもキュルキュルなっているのにエンジンがかからない場合、燃料系や吸気系、コンピュータの異常が考えられます。

エンジンがかからないからと何度もスターターモーターを回し続けると、正常だったバッテリが上がってしまったり、スターターモーターが故障してしまう可能性があります。アクセルを踏みながら2~3回始動させてみてもダメな場合は、修理工場やディーラーで点検してもらいましょう。

エンジンがかからない!?考えられるエンジン始動不良の原因と対策について
イスズエルフのインジェクター交換作業、エンジン修理

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