【日野レンジャーのVNターボ交換修理】ターボについているコンピュータが熱でよく壊れます。
この車両はH21ヒノレンジャー2.85t 4段クレーン・ラジコン・フックイン タダノZE304HRです。
走行少なめ、仕入れしたときにエンジンチェックランプがついていたので、色々原因を探っていって、ターボを交換した方がいいという事になりました。
ターボは部品屋さんで発注し、ターボのリビルト、ガスケット類が届きましたので、作業を始めていきますよ!
キャビンを上げて、エンジンルームにあるターボを取り外すのですが、日野レンジャーVNターボ(可変ターボ)のボルトがさび付いていて外れません(>_<)
あと少しなのですが・・・、
手が入らないような場所にボルトがあり苦戦しています。ボルトも交換しますので、発注の確認をしています。
外した後に新しいターボを装着します。
細かな部品は当社の取引先である岩崎産業様にお願いします。
岩崎産業は自動車部品や用品を扱っております。
https://naviosaka.com/072-823-1195/
ターボのスタッドボルト(ナット)、ガスケット下の部分(ナット、ボルト)類を交換するのですが、取付する場所もきちんと特定しながら、注文をお願いし、間違いなく届きましたので、作業に取り掛かります。
可変ノズルターボ(かへんノズルターボ、Variable Nozzle Turbo: VNT)とは、ターボチャージャーの一種で、エンジンの回転数に応じて排気タービンハウジング内の排気ガス通路面積を変化させることで、排気タービンブレードへの排気ガスの流速を制御し、過給効果を高めるものです。
メーカーによっては、名称は異なりますが、トヨタ自動車や日野自動車はこのように呼んでいます。
ターボの特徴は・・・
エンジンの回転数に応じてターボチャージャーのタービン側に装着したノズルベーンを次のように制御することで過給効率を上げ、最適な過給圧を発生させることが可能となります。
- 低回転の状態:開口面積を小さくすることで排気の流速を上げ、過給効率を高めます。
- 高回転の状態:開口面積を大きくすることで抵抗を減らし、排気圧力を下げて損失を減らします。
ディーゼルエンジンの場合はターボラグの間に燃料の噴射量を増すと酸素の量が部分的に不足するため、
粒子状物質(PM)が増加するが、可変ノズルターボを採用することで過給圧が短時間で立ち上がるため、排気ガス中のPMの抑制に寄与します。
粒子状物質とは、マイクロメートル (µm) の大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に、燃焼で生じた煤、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼による排出ガスや、石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子などからなります。
この車の関連作業は他にもあります。
下記URLからご覧いただけます!
新しいターボと古いターボ、日野レンジャーBDG-FC6JKWA J05D VNTターボ(かへんノズルターボ、Variable Nozzle Turbo: VNT)交換作業 https://youtu.be/SI-xtxvlrZQ
大阪府摂津市にある大阪日野自動車株式会社北摂支店に車両の引き取りに行ってきました。
エンジンチェックランプ点灯のため点検をお願いしてました!
ターボ交換修理 大阪再生中古トラック販売TRUCK123 https://youtu.be/8RYMofisT6g
大阪府寝屋川市と摂津市を結ぶ鳥飼仁和寺大橋 橋を車で渡るのに100円かかる、 大阪府で唯一の通称「100円橋」を渡る ~淀川の眺め
中型トラックの荷台修理作業、今回は日野レンジャーの荷台を修理します。 荷台の床に横ネタも腐食して一部交換が必要です。
最悪なのは後ろの縦ネタがユンボを積んだときに折れています、これも修理します。 https://youtu.be/3QdpfhdD_mU
中型トラックの荷台溶接修理作業②、日野レンジャーの荷台修理、荷台の横ネタ・縦ネタの修理が終わりました。床を貼る前に溶接漏れがないかを確認します。 https://youtu.be/tbhtzTxqIeY
中型トラックの荷台溶接修理作業③ 横ネタ・縦ネタの補修が完了したので、荷台床の板の張付け作業に入ります。 https://youtu.be/Ak8JmuBEe_w
【トラック荷台の修復作業中】荷台の床だけでなく、横ネタもボロボロのトラックの荷台を修復しています。ボロボロの横ネタは取り除き、代わりに鉄骨を溶接して強化します。http://https://youtu.be/shktsbK-HCQ
【トラック荷台の修復作業中】作業4日目、やっとここまで来ました、床鉄板を貼ることにより荷物を積んだときの荷重を横ネタへ分散させるように溶接します。あと少しです。http://https://youtu.be/k-81er5I1mI
中型トラックの荷台溶接修理作業④ いよいよ床鉄板の溶接張付け作業です! 溶接時の鉄板の膨らみや、積み荷がある時の荷重が横ネタへ分散させるよう考慮して溶接していきます 作業動画 TRUCK123 https://youtu.be/wYdgF1y3iB0
トラックの荷台アオリの内側の塗装、シャーシとクレーンのアウトリガも塗装します。
トラック荷台のアオリ内側を黒色に塗装します。トラックは白色なので黒が飛ぶと目立ちます、 丁寧に養生します。(トラック塗装作業)
http://https://youtu.be/0_75vOzj4F0
仕上がった車両はこちらからご覧いただけますよ(*^^*)
ターボの取付が完成しました☆
ターボを交換してエンジンをかけても、チェックランプはついたままです。
交換後はヒューズが飛んでしまうので、リセットをするために、ヒューズを交換し、DPD(排ガスマフラー)を焼く作業をし、チェックランプが消えたら整備完了です。
整備完了後、試運転をしましたが、エンジンのふけ上りもよく、快適に走れたとの事です(*^^*)
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