クレーン

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

クレーンを長く使用するとクレーンの伸び縮みする部分に入っている摺動板(しゅうどうばん)・シームというプラスチックの板が摩耗します。摩耗すると釣り竿の様に先端が垂れてきます、旋回時にふらふらと大きく揺れるのでわかります。クレーンをリフレッシュして再生するには必要な修理です。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

この部品が摺動板(しゅうどうばん)・シームです。写真に映っているスイッチはフックイン・フック格納のレバーで別です。この部品はタダノ、ユニッククレーンの両方共に付いています、もちろんメーカーごとに違います。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

クレーンの先端のネジが付いている所にシーム・摺動板(しゅうどうばん)が装着されており、ブームの鉄の部分がこすれて摩耗しないようになっています。このねじを外して横から古いシームを抜き取り、新しいシームを差し込みます。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

交換後:ブームいついているシームを交換した後です。少し上に反っているのがわかります。新品のシームを取り付けるとこの様に垂れずに、上に反ります。また、クレーンの中古を購入する時に上に反っているクレーンは使用頻度が少ないクレーンであると言えます。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

シームはこの様な状態で当社に届きます。似ていますが種類が違います。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

これを取り付けるのは専門職でないと無理です、近くのクレーンの修理工場でご相談ください。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

シームを交換すると同時に、クレーンにグリスをさして各部を同時に点検します。ホースやパッキン、スイッチなど

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

交換前:シームが摩耗するとクレーンの旋回時に、ふらつきが大きくなり、グラグラと先端が動きます。

クレーンのブーム垂れの修理、シーム・摺動板交換作業(クレーン再生修理)

交換前:ブームが少し垂れているのがわかります。

ユニッククレーンの部品名とメンテナンス方法・点検表 
https://www.furukawaunic.co.jp/support/maintenance/

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