クレーン修理:旋回ギアのガタツキについて、自分で行う検査方法、ブームを立ててふらつきを確認します。
旋回ギアがガタツキがあると根元から折れて事故につながる場合があります。皆さんのクレーンもご自身で検査をして見て下さい。
クレーンのアウトリガを出してから、ブームを真上に上げてください。
上まで上がった時にシャフトがキャビン側へ最後にふらつくとガタツキがあるという事です。
ガタツキの程度にもよりますが、必ず壊れるというわけではありませんが、使い方により壊れる可能性もあります。近所の修理工場へ相談に行って見て下さい。
この丸いギアが旋回ギアです。これがグリスを塗らなかったりすると少しずつ摩耗します。またギアだけでなく中のシャフト、ボルトなどにも摩耗が発生し折れる原因になります。一番の対処方法は普段から無理をした吊り上げをしない事です。無理が重なると金属疲労、金属摩耗の原因となります。
クレーン旋回軸の修理には、この様にばらす必要があり、修理代も高いです。これら見える部分が少しづつ摩耗しますので、グリスアップなどの整備は頻繁に行いましょう。
クレーンで引きずる様に左から右へ、右から左へに元を動かす使用をする(横吊り)人がいます。これは絶対にダメな使用方法です。横吊りといい、シャフトをひねってしまいます。横吊りをする時は荷重の大きい荷物で、吊るとクレーン車が浮いてしまうので、横吊りを行うケースが多いですが、荷物が地面に付いているのでさらに荷重がかかりシャフトをひねってしまいます。また旋回ギアの歯が欠けている事があります。
カバーをしている旋回部分です。見た目にはわかりにくいです。カバーを外すと旋回ギアの歯の欠けを確認することが出来ます。
特にタダノは旋回カバーがプラスチックなので劣化により割れてきます。このまま使用すると雨水が入り込みベアリング、ギアなどが錆により徐々に腐食してガタツキの原因になります。旋回カバーは劣化してひび割れたら必ず交換してください。
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ガタツキを確認すると、このシャフトの部分がブームが真上まで来ると動くはずのないシャフトがキャビン側へ傾きます。
遠くで見るとわかりづらいので、シャフトを見ながらそっとブームを真上まで上げてください。
ガタツキがあるからと言って、使用によってはそのままでも使えます。しかし、1t以上ある敷き鉄板などに使用する時は注意が必要です。近所の整備工場で原因を調べてもらう事をお勧めします。
●トラックの荷台修理:腐食した荷台の修理について、腐った横ネタの交換方法の解説です。お客様のトラック荷台修理を受け付けています。
https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/paint_and_weld/20221121-2711/
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