ホンダの先進安全技術「センシング」とは?安全・快適な機能を紹介!
近年自動車の安全整備の中でも特に注目を集めているのが、「自動ブレーキ」や「被害軽減(自動)ブレーキ」、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」に代表される「先進安全技術」です。
この記事では、ホンダの先進安全技術「センシング」の安全性能・快適性能などをご紹介します。
「ホンダセンシング」には備わっている機能も非常に多く、自動車事故を未然に防ぐだけでなく、快適な安全をサポートしてくれます。
ご参考いただければ幸いです。

《ホンダセンシングとは》
「ホンダセンシング」は、単眼カメラとミリ波レーダーを使い、安全・快適な運転をサポートするホンダが独自開発した機能です。
最新のシステムによって、運転初心者の方でも安心感をもって車に乗ることができます。
ぶつからない・飛び出さない・はみ出さないといった運転制御の機能だけでなく、歩行者への配慮や良好な視界確保のためのシステムが設けられていることも特徴的です。
■ホンダセンシングの安全機能
ホンダセンシングで最も注目すべきポイントとなるのが安全機能です。
ホンダセンシングには、6つの安全に関する機能が搭載されています。
いずれも事故を予防し、ドライバーや同乗者、そして歩行者の命を守るために役立つ機能といえます。
ここでは、6つの安全機能についてご紹介したいと思います。
①衝突軽減ブレーキ(CMBS)~ぶつからないために
先行車・歩行者・対向車との衝突を回避、またはやむを得ず衝突した際の被害を軽減させるための支援を、段階的に行います。
衝突するおそれがある場合、音とディスプレイ表示で警告し注意を促します。
さらに接近した場合は軽いブレーキングを行い、衝突のおそれが高まった場合は強いブレーキングを行い、衝突回避・被害軽減を支援します。
前に人が飛び出してきたときや、前の車が急ブレーキを踏んだときなどに役立つ機能です。
②誤発進抑制機能~飛び出さないために
停車時や10km/h以下の低速走行時に前方の障害物を検知して、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んだ場合の急な発進を防止するとともに、音とディスプレー表示で警告します。
「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」「誤ってアクセルを踏んで壁に突っ込んでしまった」といった事故を未然に防ぐことで、ドライバー自身や近くにいる歩行者を守る機能です。
③後方誤発進抑制機能~不意の後退を防ぐために
停車時や10km/h以下の低速後退時にほぼ真後ろの近距離にある壁などの障害物を検知して、アクセルペダルを踏んだ場合の、急な発進を防止するとともに、音とディスプレー表示で警告します。
先ほどご紹介した「②誤発進抑制機能」が前進時に作動するもので、こちらはバックしている際に作動する機能です。
「バック駐車時に後ろの壁にぶつかりそう!」といった場面などで、被害を回避、または最小限に抑えることができます。
④路外逸脱抑制機能~はみ出さないために
システムが車線(実線、破線)を検知し、ディスプレイ表示とステアリング振動の警告によってドライバーに注意を促すとともに、車線内へ戻れるようにステアリング操作を支援します。
「うっかりして車線をはみ出しそうになったというに!」という経験をおもちの方は多いのではないでしょうか。
大事故につながっても不思議ではないシチュエーションですが、そのような危険も未然に防ぐことができる機能です。

⑤歩行者事故低減ステアリング~歩行者に配慮
歩行者側の車線を逸脱し、歩行者と衝突のおそれがある場合、音とディスプレー表示で警告します。
「車線をはみ出して、歩行者にぶつかりそう!」といった際に、車道方向へのステアリング操作を支援することでドライバーの回避操作を促し、路側帯を歩く歩行者との衝突回避のための支援を行う機能です。

⑥近距離衝突軽減ブレーキ~ぶつからないために
約2km/h~約10km/hの低速走行・後退時に、フロントおよびリアバンパーのセンサーが前方または後方の障害物を検知し、壁などの障害物との衝突回避または衝突による被害の軽減を支援する機能です。
近距離衝突軽減ブレーキが作動することで、物損事故や人身事故なども防ぎやすくなります。

■ホンダセンシングの快適機能
今までの項目では、6つの安全に関する機能をご紹介しました。
ホンダセンシングには安全に関する機能の他に、ドライバーや同乗者が快適に走行することをサポートする機能が搭載されています。
ここでは快適機能を5つ取り上げて、ご紹介したいと思います。
①アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)~適切な車間距離を保つために
あらかじめ設定した車速内で自動的に加減速。
先行者との適切な車間距離を維持しながら追従走行し、ドライバーの運転負荷を軽減します。
高速道路での長距離移動の際の負担軽減、前方の車との衝突回避に役立つ機能です。
②車線維持支援システム(LKAS)~ふらつかないために
システムが車線(実線、破線)を検知して、車が車線の中央付近を維持して走行するようにステアリング操作を支援する機能です。
高速道路を長時間走行する際でも、安定した走行が可能になります。
③先行車発進お知らせ機能~発進をお知らせ
信号待ちなどの停車時に、システムが先行車の発進を検知。
ドライバーがアクセルを操作を行わなかった場合、音とディスプレイ表示で先行車の発進をお知らせする機能です。
「前の車が発進したのに気づかなかった!」ということがなくなるため、後方の車に迷惑をかける心配もなく、トラブルを未然に防ぐことができます。
④標識認識機能~みのがさないために
システムが道路標識を認識し適切なタイミングでディスプレイ表示、標識への注意を促し、安全運転を支援する機能です。
「うっかり標識を見落としてしまった!」際に、事故だけではなく交通違反も回避することができます。

⑤オートハイビーム~良好な視界確保のために
夜間走行時、ハイビームとロービームを自動で切り替えまる機能です。
夜間など暗い道をロービームで走行中に、システムが前方の状況を検知。
街灯などがなくて暗い場合は見やすいように自動でハイビームに、先行車や対向車を検知するとロービームに切り替えます。

《まとめ》
ホンダセンシングは、安全機能と快適機能の両方でドライバーをサポートする最先端の技術です。
事故のリスクを下げることはもちろん、ドライバーが快適に運転できることで、安全運転を支えています。
※画像ホンダHPより引用
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