トラック123が『インジェクターの洗浄(交換)』を、おすすめする理由はズバリこれです!!
トラック123で取り扱っているのは、中古トラックばかりです。
走行距離が多いものや、初年度登録から年数の経っているものも、多数ございます。
ただ、これらの車両もきちんと整備を行えば、まだまだお仕事にご活用いただけるものばかりなのです。
トラック123の中古トラックをご購入いただくお客様には、より長く、より安心して、当社のトラックをお仕事で使っていただけるよう、『インジェクターの洗浄(交換)』をおすすめしています。
なぜ、『インジェクターの洗浄(交換)』が必要なのか、お客様にご理解いただくために、まずはインジェクターについて解説したいと思います。
まず、先程から何度も出てきている「インジェクター」とは何なのかをご説明します。
インジェクターとは・・・
車やバイクに設置される、エンジン内で燃料を噴射する装置です。
フェーエルインジェクターという名称が一般的で、それを略したのがインジェクターです。
エンジンは、燃料が安定して供給されないと正常に動きません。
燃料タンクに入れたガソリンなどの燃料をただエンジンへ供給すれば良いわけではなく、エンジン内の空気量に合わせ、供給する燃料の量を調節する必要があります。
インジェクターは、先端のバルブ部分から燃料をエンジン内へ噴射することによって、燃料のより安定した供給を行っています。
少し説明が難しくなってしまいましたが、ようするにインジェクターは、車やバイクを動かすために必要な燃料をエンジン内に供給する働きをもつ不可欠な部品というわけです。
では、インジェクターが故障すると具体的にどのような症状を起こすのか?
代表的な症状を3つご紹介します。
その1:加速やパワー感の低下
インジェクターは基本的に各気筒に1つずつ装着されています。
例えば何個かあるインジェクターのうち1つのインジェクターが故障した場合、全ての気筒が動いていない状態・・・
気筒数が減るということは、排気量が小さくなったことと同じです。
そのため、加速やパワー感の低下、トルクの減少などが引き起こされます。
その2:エンストを起こす
全てのインジェクターが故障した場合、エンジンが稼働できなくなりエンストを起こします。
ただし実際には、過半数のインジェクターが故障した時点でエンストを起こす可能性が高く、エンジンをかけるのは相当困難になるはずです。
その3:エンジンの振動が激しくなる
インジェクターの気筒はそれぞれが互い違いに動作することで、振動や力を相殺しクランクシャフトの回転バランスを保っているのです。
しかし、もしどこかのインジェクターが故障した場合、その気筒は燃料を噴射しないので爆発エネルギーを生み出すことはありません。
本来ピストン下降時は爆発によって大きな力が加わりますが、それがなくなってしまうのです。
そうなるとバランスが崩れ、結果的にエンジンの振動が激しくなります。
続いて、インジェクターが故障する原因となる主な理由をご紹介します。
その1:インジェクターの詰まり
インジェクターの故障の理由として最も多いのは、経年劣化によって粘り気を帯びた燃料がインジェクターの先端に溜まっていき詰まってしまうことです。
劣化した燃料以外にも、タンク内の錆や燃料ラインのゴム片などが原因で詰まることもあります。
その2:インジェクターの固着
劣化した燃料は、詰まりのほかに固着を引き起こすこともあります。
特に車を長時間放置した場合は、インジェクターの可動部が固着してしまう可能性が高いです。
固着しないまでも、インジェクターの可動部に抵抗が発生すると燃料の噴射量が少なくなってしまい、トラブルにつながります。
その3:インジェクターの寿命
インジェクターの寿命は車種によっても異なりますが、目安としては走行距離が15~20万km程度が寿命とされています。
ただし長時間放置するなど、インジェクターにとって良くない環境に置かれた場合はそれよりも短い走行距離で寿命を迎えることもあります。
また購入から10年という目安もありますが、これは乗車頻度などにも大きく関係することから、やはり走行距離を一番の目安として考えるのがおすすめです。
ここではじめにお話ししたことに戻りますが、トラック123で取り扱っているのは中古トラックばかりです。
走行距離が多いものや、初年度登録から年数の経っているものも、多数ございます。
さらに、前の使用者の乗車頻度や、保管状況はわかりません。
インジェクターが消耗し始めても、初めのうちは走行時に感じられるほどの変化が生じないことがあります。
走行時の機能に障害が出るほどのインジェクターの消耗が始まる前に、『インジェクターの洗浄』を行うことで、『インジェクターの交換』よりも費用を抑えて、インジェクターの機能を回復させることができます。
ただしインジェクターは消耗品であることから、定期的に洗浄などのメンテナンスを行っていても、交換が必要になる場合もあります。
以上のことから、トラック123では中古トラックをご購入いただく際に、『インジェクターの洗浄(交換)』をおすすめしているのです。
インジェクター交換作業の動画
(トラック123Youtubeチャンネルより)
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