基礎知識

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

新車で買うと高いアイチの高所作業車SH09Aのエンジンをバラして整備・再生させます。

 もともとトラックのエンジンは非常に強いのですが、走行距離が増えてきたり、年月が経ってきたりすると、やはりいろんな個所に劣化が現れたりします。

目安としては…エンジンの振れがあるや、白い煙が出る、アクセルのレスポンスが悪いなど、

ラジエーターや水回りのトラブルでエンジンのクランクシャフトが歪んだり、ヘッドが曲がるなどのエンジンの破損トラブルが起こります。 
その為に、予防策としてサーモスタット、ラジエーター、ウォーターポンプなど水回りのオーバーホールが有効です。

では、エンジン水回りオーバーホールとはどんな作業でしょう…?

ラジエーターなどの冷却関係のゴム(ホース)類、
サーモスタッド等劣化しているものは交換し、オーバーヒートを防ぐ為の整備です。

 

 

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

エンジンのねじをはずしてバラしていきます。

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

バラしたパーツに付いた汚れ、付着物を取り除きます。

特に排気系、EGRバルブにこびりついた汚れを落とすとレスポンスが良くなります。

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

エンジン内の汚れを取り除き、燃料噴射装置(インジェクター)を4本交換します。この時、エンジンのヘッドガスケットを開けるのでパッキンを交換してオイルにじみも修理します。

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

年月と走行距離のよる熱で劣化するゴム類、サーモスタット、ホース、パッキン、ガスケットなどをすべて新品に交換します。

これらは消耗部品ですので、交換が必要です!

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

劣化したまま使用すると、ホースが破れたりしエンジンがオーバーヒートします。オーバーヒートによりエンジンが破損して載せ換えが必要になり高額の修理が必要になります。

いすゞエルフ(PB-NKR81AN) 高所作業車SH09Aのエンジンオーバーホール

整備してあげると長く、安心して使用できます!

 

 

ラジエーターの役目とは??

それは、車のエンジンを冷却するための部品です。

車の走行中にはエンジン内では大量の熱を発するため、冷却しないまま走行を続けると、やがてオーバーヒートを起こします。

エンジンがオーバーヒートを起こすと、エンジンオイルが焼き付き交換しなければならなくなったり、エンジン内の部品の損傷などにも繋がります。

最悪の場合にはエンジン自体が焼き付き、全損することもあります。

このようにオーバーヒートは車にとって致命的なトラブルとなるため、ラジエーターを備え付け、熱が蓄積するのを避けています。

まず、ラジエーターの中は冷却水で満たされており、車が走っている最中はウォーターポンプの働きによって冷却水が常に動いています。

冷却水で満たされたパイプはエンジン内部を通ってラジエーターに接続されており、冷却水はラジエーターとパイプの中を循環しています。

冷却水はエンジンの中を通る時にエンジンの熱を奪います。この時ラジエーターはファンと走行時に受ける風の作用によって熱を奪われ続けており、熱くなって戻ってきた冷却水を冷ますことができます。

温度を失った冷却水は再びポンプの作用でラジエーター内から送り出され、エンジンの熱を再び奪ってまたラジエーターに戻ります。

この繰り返しによって、オーバーヒートを避けながら自動車は走り続けることができるという仕組みになります。

ラジエーターが機能を失えばオーバーヒートは時間の問題になってしまうため、ラジエーターは非常に重要な部品だと言えるでしょう。

そのため、当社では走行が多い車両や、初年度登録から年月が経つ車両はエンジン、水回りのオーバーホールをおすすめするのです(^^)/

 

走行が多い車両や、年式の古い車両など、当社では販売する前に汚れや消耗状態などをチェックし、洗浄や、部品の交換を行っています。
そうして再生させたトラックを、お客様に販売しています。
お客様に安心して、お仕事で使っていただけるように!をモットーに日々作業をしています。

 

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