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ブレーキの効きが悪い、キーキーと音がするなどの症状が現れたら、ブレーキローターが傷だらけのサインかも!ローターを研磨すれば蘇る!?

トラック123では現在、「平成19年 いすゞエルフ ダンプ」のブレーキをバラして修理しています。

なぜバラして修理することになったかといいますと、ブレーキを踏んだ時にキーキーと音がしていたのと、ブレーキの効きが悪いと感じたためです。

ブレーキのメンテナンスといえば、ブレーキパッドの交換というのが一般的ですが、パッドを交換しても、パッドが接触するローターの状態によってはブレーキの効き目に影響がでることがあります。

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https://used.truck123.co.jp/blog/basic_knowledge/paint_and_weld/20221121-2711/

ブレーキの効きが悪い、キーキーと音がするなどの症状が現れたら、ブレーキローターが傷だらけのサインかも!ローターを研磨すれば蘇る!?

そもそもブレーキローターとは何かというと、車やバイクなどに用いられるディスクブレーキを構成する円盤状の部品です。

ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドをブレーキローターに押し付け、摩擦を発生させることによって制動する仕組みです。

車やバイクを止めるためには、非常に大きな摩擦が発生します。

そのため、ローターもパッドと同様に摩耗していきます。

ブレーキパッドやブレーキローターは消耗品ですので、パッドの交換時にはローターの点検も必要となるのです。

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消耗品であるからには、交換というイメージがありますよね?

今回は、それを交換ではなく研磨することにしました。

先程もお伝えしましたが、ローターには非常に大きな摩擦が発生します。

摩擦によって歪みや振れが少し生じてくるのですが、均一に薄くなっていくのではなく、表面がギザギザになったり、外側と内側で厚みに違いがでてきます。

ローター研磨は荒れた面を削り、傷んだローターを本来のコンディションに戻すことによって、快適なブレーキングを取り戻すことができるのです。

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上の画像は、ローターを取り外した時に撮影したものです。

ローターの表面に、線のような傷ができているのがわかります。

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そして上の画像は、研磨後に撮影したものです。

表面の傷がなくなって、ツルツルになりました。

ローターには最低限の厚さが決められていて、(目安として2mm程度)1回の研磨での削りは0.5mmほどです。

消耗品ですのでいずれは交換が必要になりますが、2~3回は研磨することができます。

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交換よりも研磨するメリットは、

①新品よりも優れた効き!
変成を充分に経験している使用済のローターは、研磨後の歪みの発生が新品よりも少なく、装着後の変形を最小限に抑えます。

②交換よりも安価!
1枚当たりの研磨費用は新品交換費用の半額以下です。
定期的に研磨を行うことで、1枚のローターの寿命が延び、価格と寿命の長さを合わせて更にお得です。

③リサイクルに貢献!
使用済ローターは再利用が難しく、環境に対する配慮から言っても長く使うことがドライバーの務めです。
研磨して長く使うことができれば、エコにも貢献できます。

もちろん多少のデメリットはあるものの、費用の面でも性能の面でも新品交換より有効と言えると思います。

ブレーキの効きが悪い、キーキーと音がするなどの症状が現れたら、ブレーキローターが傷だらけのサインかも!ローターを研磨すれば蘇る!?

「最近ブレーキの効きが悪い」「ブレーキをかけた時に、キーキー音がする」「走行中ブレーキペダルに軽く足を乗せた時、波打つような感触がある」などの症状がある場合は、ブレーキローターの研磨を考えてみてはいかがでしょうか?

ブレーキの効きが悪い、キーキーと音がするなどの症状が現れたら、ブレーキローターが傷だらけのサインかも!ローターを研磨すれば蘇る!?

ブレーキローターの研磨が終わり「平成19年 いすゞエルフ ダンプ」もブレーキを踏んだ時にキーキーと音がしなくなり、ブレーキの効きもバッチリです。

放置すると、ブレーキの効きがどんどん悪くなり危険です。

異変を感じたら、なるべく早くディーラーや自動車工場で見てもらうようにしましょう!

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