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免許の限定解除とは?免許証に記載されている「〇〇車に限る」を、外したい!

免許証に記載されている「〇〇車に限る」という文字。

これを限定条件といい、「その限定条件に合致した種類の車しか運転してはいけません。」という意味です。

例えば「AT車に限る」と記載があれば、オートマ車しか運転してはいけません。

マニュアル車を運転すると、違反となってしまします。

免許証の限定条件の解除を行うことを「限定解除」といい、限定解除することで今まで乗れなかった車種も運転できるようになります。

今回は、限定解除の対象となる免許の種類や限定解除の方法、かかる時間など、詳しく解説していきます!

免許の限定解除とは?免許証に記載されている「〇〇車に限る」を、外したい!

1.限定解除の対象となる免許について

限定解除の対象となる免許は、以下の限定条件が付いている免許です。

・AT(オートマ)限定免許(自動車、バイク)

・中型自動車免許8t限定(2007年法改正前に取得された普通自動車免許)

・準中型自動車免許5t限定(2007年~2017年の法改正前に取得された普通免許)

・普通自動二輪免許小型限定

・大型特殊自動車免許カタピラ車限定または農耕車限定

・大型自動車免許自衛隊車両限定

※法改正によって限定となった中型・準中型免許でも、運転できる自動車の種類は法改正前と変更ありません。

ちなみに、通常免許取得と同様に、限定解除の際にも条件があります。

条件を満たしていなければ、限定解除の受験資格を得ることはできませんので、ご注意ください。

2.限定解除の方法

限定解除の方法は、通常の免許取得時と変わりません。

方法は大きく分けて2つです。

・教習所に通う方法

教習所では複数回に分かれて講習を受けて、審査に合格すれば卒業となります。

・試験場で審査を通す方法

試験場の審査は、いわゆる一発試験です。審査に合格すれば、その日のうちに限定解除となります。

 

3.限定解除するまでにかかる時間

・教習所では3~5日必要

教習所での講習は、1日に受けられる時間が決まっています。
そのため、一般的に、3~5日はかかるといわれています。
AT限定解除の場合を例にすると、教習時間は最低4時間となっています。

・試験場で審査を通す場合は、1日必要

限定解除審査を合格すると、その日のうちに限定解除となります。
学科試験はありません。
ただしこの審査は減点方式で行われ、非常に細かいところまでチェックされます。
運転技術がある人でも、難しく感じる方が多いようです。
また、警察官が採点を行うという特徴もあります。

4.限定解除にかかる費用

・教習所に通う場合

※通う教習所によって、費用は変動します。以下、一例です。
免許センターでの解除申請の際、手数料1,450円がかかります。

所有している免許 限定解除後に取得する免許 おおよその費用
普通AT免許 普通免許 5万円前後
準中型(5t)限定AT免許 準中型免許 10万円前後
準中型(5t)限定免許 準中型免許 7万円前後
中型(8t)限定AT免許 中型免許 12万円前後
中型(8t)限定免許 中型免許 10万円前後

 

・試験場で審査を通す場合

技能教習などはないので、その分の費用はかかりません。
手数料の1,450円は、試験場に通う場合と同様に必要です。
これに、審査の際に使用する試験車両使用料がかかります。
普通自動車で800円程度、準中型以上であれば2,500円程度かかります。

まとめ

限定解除することでメリットがるのは共通ですが、限定解除の方法とかかる時間はそれぞれ大きく異なります。

最も確実な方法は教習所に通う方法ですが、費用と時間をできるだけ抑えたい方は、試験場での審査に挑戦してみても良いかもしれません。

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